録画サーバのディスク計画

今回のサーバでは、LVM利用を前提として以下のディスク利用計画を立てています。

ポリーュムグループ

ボリュームグループ(Volume Group:VG)とは、複数の物理ディスクからなるディスクのグループのことになります。
今回はシステム用と録画データ用の2つのボリュームグループを用意します。

rootVG

OSとログ用のボリュームグループ

recVG

録画用ボリュームグループ

物理ディスクのスライス

ディスクのスライス計画です。一部のスライスはlinuxパーティションスワップバイスに割り当てますが、大半の容量はLVMの物理ボリューム(Physical Volume:PV)として割り当てを行います。

ディスクA
スライス 用途 容量
1 /boot 100M
2 swap 4G
3 rootVG の PV用 60G
4 recVG のPV用 1.76T
ディスクB
スライス 用途 容量
1 rootVG の PV用 60G
2 recVG のPV用 1.76T
ディスクC
スライス 用途 容量
1 rootVG の PV用 60G
2 recVG のPV用 1.76T

上記を図式化したもの。

論理ボリューム

論理ボリューム(Logical Volume:LV)とは、VGから切り出した論理的なディスクボリュームです。論理ボリュームに置くデータの特性を考慮して、LVの構成オプションを決定します。

rootVG

LV名 マウントポイント 割当容量 備考
rootLV / 20G ミラー
varLV /var 20G
mysqlLV /var/lib/mysql 10G ミラー

rootVGのLV構成図。

VG名 容量 空き容量
rootVG 180G 100G

recVG

LV名 マウントポイント 割当容量 備考
epgrecLV /var/www/epgrec 10G ミラー
videoLV /var/www/epgrec/video 1.5T

recVGのLV構成図。

VG名 容量 空き容量
rrecVGVG 5.28T 3.7T


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