録画したtsファイルを編集するマシンを用意

PT2で録画したファイルがかなり溜まっています。そのため、マルチメディアコンテンツを扱いやすいWindows環境で録画データを編集することにします。また、編集した動画をエンコードする環境も用意します。エンコーディングを行っている最中でも録画データの編集が行えるように2ノードを用意します。
編集前のtsファイルは録画サーバからsambaを経由してsmbでファイル読み込みしますが、編集用のマシンとエンコーディングマシンとの間のデータのやり取りをどうするか考える必要があります。
今回は、上記のiSCSI bootを行うことを考えて録画データをiSCSIのディスクを経由してやりとりすることを考えます。ちょっとこのblogネタを書く前にWebを巡回したのですが、iSCSIに対して勘違いしている方がぽろぽろっといたので補足しておきます。

  • iSCSIはあくまでネットワーク経由でSCSIのディスクを接続するプロトコルです。
  • マシンAとマシンBで同時にSCSIディスクに接続できますが、共有ファイルシステムでない限り、書き込みファイルの内容は保証されません。一般的なファイルシステムには、ファイルキャッシュという機構があるためOS上でのディスクの書き込み=ディスクへの反映とはなりません。
  • 残念ながら、NTFSは共有ファイルシステムではありません。そのような利用用途はファイルロックを担保しているSMB(CIFS)やNFSなどのNASを利用ください。
  • SCSIには排他制御を行う機構があるのですが、Windows7君(多分XPなども)は「共有ディスクが使われている」と思っていなので排他制御を行いません。よってマシンAからもマシンBからも接続が可能になります。